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多言語対応のノウハウ

多言語対応って本当に必要?

インバウンド対応で必要な言語とは?

インバウンド需要の拡大に伴って、多言語対応が様々なシーンで求められています。ではどのような言語で対応する必要があるのでしょうか?

下図はインターネットユーザーの使用言語(母国語ベース)を年単位で表した円グラフです。図1は2000年、図2は2005年、図3は2010年を表しています。使用言語が多様化していることが分かります。インバウンド対応を考えたときに、これらの言語全てに対応する必要はないかもしれませんが、今後ますます言語の多様化は進行していくと想定されます。

では、現時点のインバウンド対応を考えたときに必要な言語は何でしょうか?下表は2015年度の国別の訪日外国人客数が多い上位5国・地域と、その国・地域で主に使用されている言語をまとめたものです。これらの言語に対応することで、1,523万人、全体の約77%の訪日外国人客とコミュニケーションできることになります。これからは更に多様化が進みそうですが、現時点ではこれらの言語対応で、かなりの数のお客さまとコミュニケーションできそうです。

図1

インターネットユーザーの使用言語(2000年)

図2

インターネットユーザーの使用言語(2005年)

図3

インターネットユーザーの使用言語(2010年)

出典:Internet World Stats

国・地域 訪日外国人客数 使用言語の例
中国 4,993,689人 中国語(簡体字)
韓国 4,002,095人 韓国語
台湾 3,677,075人 中国語(繁体字)
香港 1,524,292人 中国語(繁体字)
米国 1,033,258人 英語

出典:日本政府観光局(JNTO)

多言語対応と訪日外国人の消費の関係とは?

インバウンド対応に必要な言語は分かりましたが、本当に多言語対応は必要でしょうか?

右の円グラフは少しシーンが異なりますが、ECサイトにおける言語対応に関するアンケート結果です。「自国語サイトで買いたい」「自国語サイトであることの方が価格よりも重要」であるという声が多数であることが分かります。「価格よりも言語」という声が大きいということです。

ECサイトにおける言語対応の必要性(2012)

出典:"Harvard Business Review" August 3, 2012

また、下の表は訪日外国人客が日本を旅行中に困ったことをまとめたものです。コミュニケーション、言語対応に関する困りごとは全体の約30%を占め、旅行中最も困ったこととされています。

これらの統計から多言語対応が実際の消費につながり、しかし日本ではまだ十分にその対応が進んでいないことが分かります。

訪日外国人客が日本を旅行中に困ったこと

出典:総務省・観光庁「訪日外国人旅行者の国内における受入環境整備に関する現状調査」結果

多言語対応(翻訳)の課題って?

多言語対応を行うためには、翻訳を行なうことが必要です。しかし、翻訳にはいくつかの課題があります。

課題① 翻訳コスト

日本翻訳協会のレポートでは翻訳コストは1文字あたり平均15円とされています。また、専門的な文章の翻訳では50円/文字というケースもあるようです。
例えば、1商品あたり500文字、1,000商品、5言語の翻訳を行いたいという場合、合計3,750万円の翻訳コストが発生することになります。利益率が5%としたら、この翻訳コストのもとをとるには7.5億円の売上が必要な計算になります。ちょっと取り組むのに気が引けてしまいますね。

課題② 翻訳にかかる時間

翻訳者一人当たりの1日の処理量は3,000文字程度と言われています。先ほどと同じ例で、1商品当たり500文字、1,000商品、5言語の翻訳を行いたいという場合、一人の翻訳者で対応しようとすると、約167営業日(8ヶ月)が必要な計算となります。8ヶ月掛かっている間に、商品が切り替わってしまいそうです。

課題③ 翻訳の質の問題

「翻訳者で対応するのが難しいなら機械で」ということで、近年機械翻訳や自動翻訳という言葉を良く聞きます。しかし、機械翻訳は残念ながらビジネスで使用できるほどの翻訳品質がまだ提供できていないのが実状です。特に地名や、日本固有の単語は誤訳されてしまうケースが多く、最近では誤訳された文章をそのまま店頭の看板に使用してしまっているようなケースも見られます。多言語対応が裏目に出てしまわないようにしたいですね。

解決のポイント 〜 翻訳コストの低減と翻訳時間の短縮

翻訳に求める質とボリュームの関係

翻訳と一口に言っても、翻訳した文章を利用するシーン、用途は様々です。そのシーン・用途によって、求める翻訳品質は異なるはずですので、まず一律で翻訳するのではなく、シーン・用途と求める品質を整理しましょう。そして、その後にそれにふさわしい翻訳サービスを選択しましょう。

テキストのタイプと求められる精度・品質とボリューム(概念図)

翻訳対象テキストのタイプと求められる精度・品質とボリューム

出典:八楽株式会社

翻訳コストを下げ、翻訳時間を短縮する新しい手法・技術

ITの進化により、従来の属人的な翻訳作業から、あらたな翻訳手法が台頭しつつあります。これらの翻訳手法を活用することで、これまでの多言語対応の課題を解消することが期待されます。

「クラウドソーシング」
翻訳業務を世界中の翻訳者にオンライン上で依頼することです。世界中の翻訳者にオンライン上で瞬時に依頼することができますので、コスト、スピード面で大きなメリットがあります。
「ポスト・エディット」
機械翻訳の結果に対して、人間が修正することです。翻訳効率が3倍にも改善するとも言われており、コスト・スピード面で大きなメリットがあります。

サトーの多言語情報提供サービスInboundWorks MultiLingualはこれらの新しい手法・技術を取り入れ、翻訳コストの低減と、翻訳時間の迅速化を図っています。

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